返信と初回判断に必要な項目から考える

最初の相談で契約内容をすべて確定させようとすると、入力欄が増えやすくなります。まずは返信先と相談の要点を受け取ることを目的に、後から確認できる情報を分けます。

メールで相談を受けるフォームの設計例
項目考え方
名前・返信先メール返信に必要な情報として確認する
会社名・屋号個人からの相談も受けるなら任意にできる
相談の種類選択肢に加えて「まずは相談」を用意する
相談内容何を書くとよいか、短い例を添える
電話番号電話での対応を行うか、必要性から判断する

KSCはメール・チャットを基本とするため、電話番号を入力項目にしていません。これはKSCの連絡方針に合わせた設計で、すべての事業で同じ項目にする必要はありません。

入力欄の名前を、入力中も見えるようにする

入力欄の中に表示される薄い例文だけを、項目名の代わりにしないようにします。入力すると例文が消えるため、「何の欄だったか」を確認しづらくなることがあります。項目名と入力欄を関連づけ、必須・任意も文字で示します。

W3Cのフォームのアクセシビリティ解説では、ラベル、説明、エラーや完了の通知を扱っています。見た目だけでなく、キーボードや読み上げでも操作を理解できることが確認の対象です。

自由記入欄には、書き始める手がかりを置く

相談内容に添える案内の例
つくりたいもの・困っていること、ご予算や希望時期を、わかる範囲でお知らせください。既存サイトがある場合は、対象のページも教えてください。

未定の項目を無理に埋めさせず、必要な情報を後で確認できるようにします。添付を受け付けない場合は、最初の相談にファイルが必須なのかを見直し、必要になってから受け渡す方法を案内できます。

エラーと送信完了を、別々に確認する

  • 空欄で送ったとき、どこを直すかがわかるか
  • メールアドレスの形式が違う場合、案内が出るか
  • エラー後も、入力済みの内容を確認できるか
  • 送信中に何度も押す必要がない表示になっているか
  • 完了後に、返信方法と次の案内がわかるか

送信完了画面が表示されても、受信先の迷惑メール振り分けなどは別に確認が必要です。公開前には、許可されたテスト用の内容で実際に送信し、受信した本文と返信先を照合します。フォームを変更した後も、見た目の確認だけで終えないようにします。

運用する人の確認手順も決めておく

どのメールアドレスで受け取り、誰が確認し、迷惑メールフォルダーをどのタイミングで見るかを決めます。外部のフォームサービスを使う場合は、サービス側の認証や通知設定も引き継ぎ項目に含めます。

送信に失敗したときの代替連絡先を、フォームの近くに示す方法もあります。問い合わせが来ない原因をフォームだけに決めつけず、相談内容が伝わるサービス説明と、フォームへ進めるリンクも合わせて確認しましょう。